涙のおシャレッスン

夏の思い出企画「メダリスター合宿」の帰りの車で行われたおシャレッスン。 元彼女のカロリーナを想いつづける彼が、涙のおシャレッスンを受講。

お洒落魔女登場(前フリ)
涙のおシャレッスン(本編)

お洒落魔女登場

ジュベール「なみだ〜の〜♪」

ジョニー「リクエ〜〜スト♪」

ライサ「お、盛り上がってきたな!」

ジェフ「な、なんだよ二人して歌っちゃって!どうせ歌うなら僕にも わかる歌をうたってくれ!」

ジョニー「ププ、ジェフ君たら悔しがっちゃってんのププ」

ジェフ「なんだとー!!だいたいお前らの選曲がマイナスグリポイント だからお洒落魔女「呼ばれて飛び出てオブリヴィオ〜ン♪」

ライサ「俺の車からなんか出てきた!!」

ジョニー「待ってたよお洒落魔女♪さあ、おシャレッスンの開始と いこうじゃないか☆」

お洒落魔女「オ〜イエス♪ハートブレイクは誰もが通る大人の階段!! けれどもその軌跡は確かに今のあなたを支えていてくれているのです!」

ライサ「のっけからまとめだした!!」


涙のおシャレッスン

ジョニー「やってきましたおシャレッスンタイム♪本日のナビゲーター は『永遠の美少年ジョニー』と!」

お洒落魔女「『情熱のパッション』お洒落魔女ですよ〜♪」

ジョニー「それではおシャレッスンいってみよー!!」

お洒落魔女「ヒュ〜♪チキチキチキ…」

ジョニー「なんと今日のおシャレーダーはステファン・ランビエールを 感知!!」

ライサ「タイムリーにもほどがあるだろそりゃ!!」

お洒落魔女「ロックオ〜ン♪」

ジョニー「衣装は昨シーズンのSPカルネ・クルーダをリクセレ☆」

ジェフ「リクエストセレクトを省略してリクセレでいいんだな?」

お洒落魔女「シュ〜ア♪それではおシャレッスン開始〜☆」

ジョニー「この衣装、注目すべき点は3回もデザインを変えている ところだよね」

ジュベール「俺の007みたいじゃん☆」

お洒落魔女「まず初期の衣装は全身真っ黒ですね〜」

ライサ「ん?呼んだ?」

ジョニー「こらこら、真っ黒はライサの代名詞じゃないんだから!! これはカラーが内側にもあるんだね。なんだか2枚着ているように みえるけどフェイクなのかな〜?」

お洒落魔女「それはお洒落魔女にもわかりませ〜ん。でもこの着こなし エクセレ〜ント♪セクシーです!」

ジェフ「なっ…そう易々とセクシーと言われてたまるか!!」

ジュベール「妬くなよジェフ君〜」

ジョニー「次に中期の衣装。これは所々衣装が裂けて、その間から 赤い生地が見えているね。人肉を表現したいと言っていたから、それを 衣装でもやってみたのかも。でもこれじゃあ人肉じゃなくて傷だよね…」

お洒落魔女「そうですね〜これは大怪我ですね〜。で、その傷口の 周りにはスパンコールがあしらってますね〜」

ライサ「こりゃあ傷にしみるな」

ジュベール「はいはい!お洒落魔女にしつも〜ん!!この重ね着風の 黄色いシャツは人肉のどのへんを表現してるんですか〜?」

お洒落魔女「それはですね〜アクセントに失敗した結果なのでスルー してください」

ジュベール「は〜い」

ジョニー「最後は後期の衣装だね!いわば最終形態!!」

ジェフ「嫌な言い方はよせ!」

ジョニー「この衣装は強烈だね〜!!両袖の色もまったく違うしボディ のデザインもアシンメトリーだよ!」

ジュベール「左足に至っては毛が生えちまってるぜ!ワイルドだ!」

ライサ「この右胸の斜め模様は肋骨だろうか?」

ジェフ「この衣装は呪われている!! 肋骨が透けて見える!!」

ジョニー「カラーの位置もバラバラだし、つぎはぎだらけの印象を 僕は受けたね!」

お洒落魔女「これは重体ですね〜」

ライサ「大手術だなこりゃ」

お洒落魔女「ですが衣装で人間を構成する皮膚や肉や血の流れなどを 表現するとは大胆な発想ですね〜。ランビ君本人も演技でそれらを 表現したいと言ってましたからね〜、プログラムとのリンクもなかなか 高得点♪」

ジュベール「まじかよ?ありえないセンスなのに?」

ジョニー「わかってないなぁジュベ。これはただのイカれたセンスじゃ ないのさ。このアシンメトリーには『個はひとつとして同じものが ない』ことを表現し、さらに左腕の黄色い袖と首元から大きくずれた カラーはいわゆる隙というやつさ。完璧な人間などこの世には存在 しないというメッセージ性も強いとみた!」

お洒落魔女「そして右腕の濃紺の袖には金色の刺繍がほどこされて いますね〜。これは神経?毛細血管?などど私達の想像力をかきたてる ドラマ性もあります。まさにドラマチックコスチューム!!」

ライサ「ドラマが見えてきた!」

ジュベール「なんだよ〜!!好印象じゃんよ〜!!」

お洒落魔女「なんだかんだと長くなってしまいましたが採点の時間!」

ジョニー「まさかの衣装チェンジには驚かされたけれど、巧妙に 仕組まれた彼の芸術への向上心を僕は感じたよ!」

ライサ「俺もだ!」

ジョニー「でもだからといってこの衣装のセンスが果たしてオシャレか どうかは…」

お洒落魔女「まったく別!!よってスグリポイントは得られず!」

ライサ「持ち上げて落とした!!」

お洒落魔女「それではまたの挑戦をお待ちしてま〜す♪」

ジョニー「ま〜たね〜♪」


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